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トピックス 最終更新日 020622 再生医療 2002.06.22 ES細胞と同様の多能性をもつ幹細胞を成体の骨髄から発見 2002年6月21日付ネイチャー誌オンラインニュースによりますと、米ミネソタ大学幹細胞研究所所長Catherine Verfailie教授らの研究チームは、ES細胞と同じ多能性（多分化能）をもつ幹細胞が成体の骨髄に存在することをマウスと人間で証明しました。受精卵を利用することにくらべて倫理的問題は少なく、再生医療への応用に注目が集まっています。 グループは、この幹細胞がES細胞のようにあらゆる細胞や組織に分化する多能性をもつかどうかを確認するために、骨髄にある幹細胞のうち間葉系幹細胞に着目、マウスの受精卵に幹細胞を移植したところ、生まれたマウスは受精卵由来の細胞と幹細胞由来の細胞がまざったキメラ個体となり、幹細胞由来では肝臓や肺、神経、血液、皮膚などが生じ、ES細胞に匹敵する能力をもつことがわかりました。また、受精卵に移植せず、試験管内で1つの骨髄幹細胞からあらゆる細胞に分化させることにも成功しました。 すでに2002年1月23日LNETトピックスでもお伝えしましたが、このグループは多能性の骨髄幹細胞に関する国際特許を出願しており、体性幹細胞の基本特許はミネソタ大学がすべて取得する可能性があります。 ▲ネイチャー誌2002年6月21日号 http://www.nature.com/nature/stemcells/ ▲米ミネソタ大学幹細胞研究所（Stem Cell Institute) の公式ホームページ http://www.rtportal.umn.edu/rCentersFrame.htm

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